皐月の実践研究
幼稚園の先生は教育実践者であると同時に子どもの教育を
研究することも大切な任務です。
園内における研究会は、わたしたちが振り返り、分析し、更なる研鑽と
子どもの教育実践に向かうための貴重な場になっています。
平成5年度~平成16年度
○ 3歳児の「形」に関する構成力について
○ 子どもの自発性と大人の関わり方について
○ 4拍子のリズム打ち、その輪唱への応用
○「おたより帳がえし」と子どもの反応
○ 食事の「時間」と食事の「場」について
○ 集団生活における個々の子どもの変化について
○ 集団の中の個人の育ちの重要性について
○ 歌唱を通じた子どもの気持ちのまとまり
○「結び」方の指導において子どもが学ぶこと
○ 教育の「場」づくり -歌いたくなる子どもたち-
○ 教育計画と子どもの活動との連絡
○ 手あそび、指あそびにおいて生じる多面的成果
○「音」にたいする表現(力)について
○ 集団における個人の育ちについて
○「ものの貸し借り」を通じた子ども同士の関わり
○「グループ」において子どもに育つもの
○ 音楽活動における子どもの受容能力について
○ 戸外遊びにおいて子どもに芽生える力
○「分類」、その具体性と抽象化について
○ 園生活の慣れ、そして友達関係の移り変わり
○ 子どものリズム感覚の発達について -ことば、リズム、楽器-
○「体験」から芽生える子ども同士の触れ合い
○ 3歳児の音楽リズム表現について
○ 子どもの音楽性を伸ばす指導法について
○ 歌唱力の育ちについて
○ 行事(健康祭)を通して子どもたちに育つもの
○ 音楽性の広がりと日常生活への影響について
○ 子どもたちに起こる出来事のとりあげ方について
○ 自然環境が子どもの内面に取り込まれるとき
○ 4歳児のリズム表現について
○ 身近な自然への親しみ方と子どもの変化
○ 子どもの音楽性と社会性(芽生え)との関係について
○ 場面に応じた教育者の語り掛けについて
○ 子どもとの出会い、育ち合う教育者
○「自然」と子どもの感性 -偶発性と人為性について-
○ 子どもが「意識化」する場面 -「おかたづけ」から広がる沢山の気持ち-
○「生活発表会」を迎える子どもたちの学びについて
○ 寸劇的空間がもたらす教育効果
○ 絵本の読み聞かせと教育者の役目 -感情の分化と生活への促しをめぐって-
○ 子どもと教育者が共有する自然とは何か
○ 歌唱指導の方法と実践成果について
○ コミュニケーションからの教育
○ 子ども同士の関わり -その過程と要因-
○ 食事と生活力について
○ 食事時の好き嫌い-要因と物語化-
○ その時その場面を生かす保育
平成17年度~令和6年度
○ 転入園児を迎えての育ち合いとは
○ 食事の「場」の重要性について
○ 労作時での働き掛けと子どもの「やる気」
○ 集団生活におけるAちゃんの社会化
○ 子どもの個性と教育者の気付きについて
○ 子どもの「かたづけ」を巡る要点について
○ 子ども同士の「ことば」と「身振り」を読むこと
○ 幼児期の食生活を考える
○ 長くお休みした友だちとの出会いを通じて学ぶこと
○ 音楽経験から得たもの -和太鼓演奏をめぐって-
○「できない」から「できること」への間にあるもの
○ 子どもの「心」の変化に気付く大切さについて
○「言葉」がなくても伝え合えるもの
○ 食事時の環境づくりについて
○ 子ども個人が与えた集団生活の変化
○ 感じとる子どもの「心」を読む -入園式をめぐって-
○ 大人と子ども -聞く耳、伝える言葉-
○ 教育者と保護者との関わり -子どもの成長変化をめぐって-
○ 音楽活動のあり方がもたらす子どもの感性開発
○ 親子の関係と教育者の配慮について
○「ことば」の成長を促すかかわり方
○ 4歳児のことばによる表現について
○「負の経験」から学ぶ成長
○ 子どものさまざまのパワーの拠点について
○ 5、6歳児の「重要経験」と成長について
○ 彩色描画がもたらす成果について
○「お手伝い」をめぐる子どもの学習
○ 3歳児のことばへの意識について
○ 保護者との信頼関係と子どもの心の成長
○ 給食とお弁当 -食事への関心度をめぐって-
○ 子どもと共に「学ぶ」こととは、を考える
○ 四季の変化と子どもの変容
○ 子どもの「言い合い」と「話し合い」について
○ 子どもの成長を通じた保護者との連携
○ 小さな「生命」に学ぶ子どもの思いについて
○ 子どもの心の移り変わりと家庭との協力
○ 少人数保育の成果について
○ 食事保育と「完食」について
○ 歌を楽しむ子どもの育ちについて
○ 子どもとの「信頼関係」をつくる姿勢とは
○ 母子関係と子どもの成長について
○ 3歳児の特性と、その保育
○ 子どもの意欲と誉めることとの関係
○ 子どもの安心感の拠点について
○ 満3歳入園児の成長について
○ 生活発表会、その活動を通じた子どもたちの「社会化」
○ 歌唱を通して子どもたちが感じたこと
○ 子どもの「心」の成長に向けて
〇子どもと母親にかかわる保育者の役割
〇幼児の成長観察にみる保育者の喜び
〇幼児に寄り添うことの大切さ
〇子どもの気持ちを理解する教育
〇追体験が生きる短時間の保育
〇子どもの成長へのはたらきかけについて
〇ことばの発達と自己表現
〇子どもの育ちは家庭との協力関係から
〇子どもの思いやりや考えに学ぶ保育
皐月幼稚園の主な学術研究史
『保育における自由性とこれをめぐる今日的課題』 玉川大学
『日本の母子間における対文化の創造的形成に関する研究』 国立兵庫教育大学大学院
『現代における家庭教育の在り方に関する考察』
- 子どもに対する「無意図的形成作用」としての家庭の「文化資本」を巡って- 聖徳大学大学院
「幼児教育ハンドブック」
「学習動作を育てる」
「現代不器用っこリポート」
<ふれる>保育の研究
「子供の育ちと教育環境」
兵庫教育大学研究紀要 「穴(hollow)の研究」Ⅰ―Ⅳ
文部科学省指定研究 「茶席体験を通じた幼児の心の育成に関する研究」
文部科学省指定研究 「茶席体験を通じた幼児の心の育成に関する研究Ⅱ」
「障害をうけた子どもの保育を考える」広島大学
「幼稚園教育研究交流会」 基調講演・中華民国台湾省
「見落とされている現代幼児教育の視点」
「現代の子育て支援」姫路市教育委員会主催
「遊びとは?」早稲田大学 (他)
日本カリキュラム学会
幼児教育カリキュラムの研究
Ⅰ ―なにゆえにカリキュラムは成立し得るのか―
〃
Ⅱ ―場の生成に関する指導性とカリキュラム―
〃
Ⅲ ―子どもの活動とデイリープランとの間にあるもの・1―
〃
Ⅳ ―子どもの活動とデイリープランとの間にあるもの・2―
〃
Ⅴ ―カリキュラム成立の根拠としての「物語素」の運用について―
〃
Ⅵ ―子どもの活動過程に読み取るカリキュラム―
幼児教育カリキュラム成立基盤の考察 1 ―食事保育における環境の是非をめぐって―
幼児教育カリキュラム成立基盤の考察 2 ―子どもの「遊び」に関するカリキュラムの実用的価値について・1報―
(遊びのグレードに関するカリキュラム概念の比較区分(1)
幼児教育カリキュラム成立基盤の考察 3 ―子どもの「遊び」に関するカリキュラムの実用的価値について・2報―
カリキュラムの環境化と遊び ―「遊ぶこと」の経験とカリキュラム経験は一致するか―
幼児教育におけるカリキュラム経験の有効性に関する研究 ―経験の時間性と現在性をめぐって―
年長幼児カリキュラムの視点 ―「今」からの離脱における経験の必要性―
日本教育方法学会
指導方法からの保育
1 ―子どもの反抗にみる経験の仕方について―
指導方法からの保育
2 ―技術と表現の間・保育者の「技術」は有効に働いているか―
指導方法からの保育
3 ―技術と表現の間Ⅱ・保育者の「技法」の領域―
指導方法からの保育
4 ―「型」にみる指導技法・幼児は「型」を創造するか―
教育環境としての大人の「立ち振る舞い」を考える ―幼児の茶道経験をめぐって―
主体性育成のための教育方法に関する考察 ―今/型/現在―
幼児教育における「場」の考察 ―主体成立の根拠をめぐって―
教育行為における「主体性」概念の転換について
関西教育学会
全人教育としての保育の研究
1―子どもの「主体性」に関する問題点―
全人教育としての保育の研究
2―子どもへの敬いと「主体性」―
全人教育としての保育の研究
3―私を生きる子どもに見える「主体性」―
全人教育としての保育の研究
4―遊びと労作において体現する「主体性」について・1報―
全人教育としての保育の研究
5―遊びと労作において体現する「主体性」について・2報―
全人教育としての保育の研究
6―遊びと労作において体現する「主体性」について・3報―
(主体性の属性をめぐる行為の比較)
全人教育としての保育の考察
―子どもの欲求と、そこに開かれる「揚棄」について―
(遊びの本質をめぐって 1)
全人教育としての保育の考察 ―保育学における遊びの語り方がもたらすもの―
(遊びの本質をめぐって 2)
全人教育としての保育の考察 ―「純粋経験」として在る「遊ぶこと」の意味― (遊びの本質をめぐって 3)
教育哲学会
教育における対文化の形成
1 ― 対概念と文化の創造 ―
教育における対文化の形成2 ―かかわりへのかかわりとしての対文化の形成―
幼児教育における「遊び」を考える ―「純粋経験」は「遊ぶこと」を説明するか―
幼児教育における「遊び」を考える
2 ―「純粋経験」の開裂と教育の契機 ―
日本保育学会
沖縄の子どもの生活リズム (共同研究)
〃
身体の名称に関する調査 (共同研究)
〃
幼児知育の考察
幼児の精神発達と風土
ふれる保育の研究
1 教材(財)としての素話
〃
2 素話による文化の伝達とは何か
〃
3 教材の単純化をめぐる子どもの受容と指導性
〃
4 食事時の場の生成について
〃
5 子どもと子どものふれあいについて
〃
6 子どもが「自分にふれる」ことの意味について
ふれる保育・遊びの価値づけに関する考察
遊び(の成立)と教育(価値)との矛盾について
教育目標・評価学会
幼児教育における専門性の考察
Ⅰ ―「遊び化」をめぐる評価の拠点について―
幼児教育における専門性の考察Ⅱ ―「生活と遊び」,その対構造をめぐる評価の拠点―
九州教育学会
幼小接続の問題点 ―幼児教育、その現状の改善をめぐって―
規範意識の創造的獲得について
遊びの本質、その問題点を探る ―「いじめ」、その現象拠点はどこにあるのか―
食事、その社会的行為としての転換について
日本道徳教育方法学会
幼児の規範意識、その芽生えと育ちに関する考察―幼小教育の接続を展望して -関連小論・虚構性について-
教育の道徳性について ― 子どもの徳性にふれる教育をめざして ―